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レジン計算機 使い方ガイド

目次 1. 基本図形での計算方法 2. STLファイルを使う(3Dプリント型) 3. DXFファイルを使う(JW CAD) 4. UVレジンとエポキシレジンの違い 5. 個数(バッチ)計算について 6. 硬化不良の警告について 7. よくある質問 8. クリスマス作品の計算例

1. 基本図形での計算方法

市販のシリコン型を使う場合は「基本図形」タブから、型の形状に近いものを選んで寸法を入力するだけで、必要なレジン量(g/ml)が自動で計算されます。寸法はすべてmm(ミリメートル)単位で入力してください。

円柱(丸型)

直径と高さを入力します。丸いアクセサリーパーツやコイン型のシリコン型に使えます。体積は「円柱の体積 = 円周率 × 半径² × 高さ」で計算しています。

直方体(四角型)

縦・横・高さの3辺を入力します。四角いプレート状のパーツやキーホルダー型などに使えます。

半球(ドーム型)

直径のみを入力します。半球の深さ(頂点から底面までの距離)は自動的に「直径 ÷ 2」として扱われ、硬化不良の警告判定にも使われます。

円錐台(グラス・コースター型)

上面直径・下面直径・高さの3つを入力します。飲み口が広く底がすぼまったグラス型や、上下で直径が異なるコースター型の計算に向いています。上面と下面の直径が同じ場合は円柱と同じ計算結果になります。

💡 型のサイズがわからない場合は、ノギス(デジタルキャリパー)で実測するのが最も正確です。シリコン型は柔らかく変形しやすいため、平らな面に置いた状態で測ると誤差が少なくなります。

2. STLファイルを使う(3Dプリント型)

自作の3Dプリント型を使う場合は、レジンが入る中身(くぼみ)の形の3Dデータ(STLファイル)をアップロードすると、メッシュの形状から体積を自動計算します。基本図形では表現しづらい、複雑な形状に対応できます。型そのもの(枠の材料)のSTLを読み込んでも、求まるのは材料の体積で、レジンの量にはなりません。

3. DXFファイルを使う(JW CAD)

JW CADなどの2D CADで作図した型の輪郭図面(DXF形式)から、断面積 × 深さで体積を計算できます。

4. UVレジンとエポキシレジンの違い

UVレジン(1液式)エポキシレジン(2液式)
硬化方法紫外線(UVライト・太陽光)主剤と硬化剤を混ぜて化学反応で硬化
計算方法体積 × 比重 = 重量体積 × 比重 = 総重量 → 配合比で主剤・硬化剤に分解
厚みの注意ツールは5mm以上で注意を表示(当ラボの設定)。メーカー(パジコ)は1cm以上で分けて硬化するよう案内混合後に反応熱で発熱する。一度に流す厚み・量は製品の説明書に従う

エポキシレジンでは、製品ごとに主剤と硬化剤の配合比が決まっています(重量比か体積比かは製品で異なります)。よくある配合比として1:1、2:1、3:1、10:1をプリセットで用意していますが、お使いの製品の説明書に記載された比率に合わせて「カスタム」から入力することもできます。

※2液性エポキシは、主剤と硬化剤を混ぜると反応熱で発熱します(スリーボンド「エポキシ樹脂について」)。厚みの上限を数値で示した公式資料は確認できていません。一度に流す厚みと混ぜる量は、お使いの製品の説明書に従ってください。詳しくは関連記事をご覧ください。

※配合比は重量比として計算しています。体積比で表記されている製品もあるため、その場合は誤差が生じる可能性があります。ml表示の主剤・硬化剤は、2液の比重が同じと仮定した値です。重量比の製品は、g表示の値をはかりで量るのが確実です。

5. 個数(バッチ)計算について

同じ型で複数個作る場合は「個数」欄に作りたい個数を入力してください。1個あたりの必要量と、個数分をまとめて計算した合計必要量の両方が表示されます。まとめて配合する際の目安としてお使いください。

6. 硬化不良の警告について

⚠️ UVレジンを使用し、厚みが5mm以上になる場合、警告が表示されます。この5mmは当ラボの設定で、メーカーの基準ではありません。

UVレジンは紫外線を当てることで硬化する仕組みのため、レジンの層が厚いと光が底まで届きにくくなり、硬化不良が起きることがあります。パジコ(UV-LEDレジンの製造元)の公式ページには、「厚みが1cm以上ある作品や着色したレジンを制作する際は、何回かに分けて硬化してください」とあります。着色が濃い場合や、不透明な型では、それより薄くても硬化不良になる場合があります。

厚みが気になるときは、一度に流し込まず、薄い層に分けて1層ずつ硬化させる「層分け」が安全側です(1層の厚みは、使うレジン・ライト・色で変わるため、製品の説明書に従ってください)。詳しくは関連記事をご覧ください。

7. よくある質問

Q. 比重(g/cm³)はどこで確認すればいいですか?

お使いのレジンのボトルや、購入したショップの商品ページに記載されていることが多いです。記載がない場合の仮の値として、初期値を1.10にしています。この値は当ラボが置いたもので、製品により異なります(メーカーの基準ではありません)。

Q. 結果が「---」になる、または「マイナスは0として計算」と出るのはなぜですか?

寸法などが空欄・0だと体積が0になり、「---」と表示します。寸法・厚み・比重・配合比にマイナスの値は使えないため、0として計算します。1個あたりの体積が1L(1,000 ml)を超える、または0.01 ml未満のときは、単位や寸法の入力ミスの可能性があるため確認を促します。

Q. 型のサイズと実際の使用量が微妙に違います。なぜですか?

本アプリの計算はあくまで型の内寸から求めた理論値です。シリコン型のわずかな変形、気泡、実際に流し込む際の余裕分などにより、実測値とは多少の誤差が生じます。特に初めて使う型では、少し多めに準備しておくと「足りなかった」を防ぎやすくなります(理論値の5〜10%増し程度が当ラボの目安です。根拠のある基準ではなく、型や作り方で変わります)。

Q. 入力したデータはどこかに送信されますか?

いいえ。基本図形の数値・STL/DXFファイルの処理は、すべてお使いのブラウザ内で完結し、外部サーバーに送信されることはありません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

8. クリスマス作品の計算例(近似)

クリスマスらしいモチーフを、基本図形で近似して計算した例です。実際の型は、角の丸みや模様の凹凸があるため、ここで出る量とは多少ずれます。あくまで目安として、手持ちの型はノギスで実測した寸法を入れてください。比重は初期値の1.10、寸法はmmです。

モチーフ使う形と入力1個あたり
丸いオーナメント(半球2つ合わせで球)半球 直径50、個数232.7 ml / 36.0 g
2個分の合計 65.4 ml / 72.0 g
ツリー型(円錐台で近似)円錐台 上面10・下面60・高さ1213.5 ml / 14.9 g
スノードーム風のドーム半球 直径6056.5 ml / 62.2 g

計算の確かめ: 半球 直径50 は (2/3)×π×25³ ≒ 32,725 mm³。球にすると 4/3×π×25³ ≒ 65,450 mm³(65.4 ml)で、半球2つ分と一致します。円錐台は (π×12/3)×(30²+30×5+5²) ≒ 13,509 mm³。

オーナメント(球)

球状の型は、半球の型を2つ合わせて作るものが多いので、「半球」と個数2で計算します。中までレジンを満たす場合の量です。中空にする場合は、ここで出た量より少なくなります。

ツリー型

三角形のツリーを円錐台で近似しています。実際の型は、枝の段差や星の飾りがあるため、実測の体積とは違います。円錐台は「円い断面」を前提にした近似であり、平らな三角形のプレート型なら、直方体や、DXFで輪郭を読み込む方法のほうが近くなります。

スノードーム風のドーム

半球の型にレジンを満たす場合の量です。UVレジンで厚み(半球は直径の半分)が5mm以上になるため、画面には硬化不良の注意が出ます。この例では、ドームの深さは30mmです。層分けや、製品の説明書の確認をおすすめします。

💡 余裕分として理論値の5〜10%増しを用意すると足りなくなりにくい、というのが当ラボの目安です(根拠のある基準ではありません)。ラメやパーツを入れると、その体積の分だけレジンは少なく済みます。
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